Tuesday, January 22, 2008

CV実践講座 (第5回&第6回勉強会)

一番良い勉強方法は、成功している人(上司あるいは知り合い、同僚など)に頼んでCVを見せてもらい勉強することである。(世話人の感想)

1.ResumeとCVの違い
How to Write a Winning Résumé
Figure 1で、はっきり区別をつけています。
Academic CVは長く(20ページとか)でも大丈夫である。

2. Academic CVとinductry CVの違い。
Academicはpublicationを大切にする。
Industryは経験を大切にする。

3. 数字などの情報を使って、具体的に説明する。

B. 書く内容(いかに自分が優秀であるかを強調することが大切)
1. 各プロジェクトについて具体的に説明する。(期間、概要、使用テクニック、投稿論文、学会発表など)

2. コラボレーションについても具体的に書くこと(期間、名前・所属、Publishできたら論文についても言及)レファレンスに共同研究者の名前があるのも良い

3. 座長経験、レビュー経験も入れる。

4. ティーチング・アシスタントの経験。具体的に何をしたかを書く。
何人ぐらいの学生が週に何時間ぐらい来て、どれだけ教えたかとか。
例えば教えた学生が論文を発表し、それに自分の名前が入っている場合は「誰々を指導し、その学生が論文を発表した」と書く。アメリカのマスターコースの学生が論文を発表することはまずないので、強みになる。

5. 同様に学生実習を受け持ったことも書く。これも「何人の生徒を何時間教えた」とか、具体的に書く。

6. 通ったグラントのみならず、出しても落っこちたグラントも書く。そのスコアも入れる。ボスのグラントの一部を書いたときも、それも書く。グラントのお金の金額も書く。諦めないで挑戦しているという心構えが重要。(大学はグラントに依存しているため)。
ただし、これには賛否両論あり。

7. 学会のメンバーであることを書く。また学会で何か仕事をしているときは、その情報も書く。

8. 昔の指導教官に連絡して「帰国した時に是非セミナーします」と伝え、招待してもらう。学会で会った人あるいは共同研究先の人と会ったときも、そうする。

9. 昔のボスに連絡して、一緒にレビューを喜んで書くことを伝える。

10. 論文のインパクトファクターも書く。これと同時にその論文がどれだけの論文に引用されているかも書く。Web of Scienceで自分の論文がどれだけの論文に引用されているかを調べることができる。

11. Skillも書く。例えば抗体を8種類作ったとか。でもあまりにも簡単なskillは書かない。例えば、コンピューターサイエンスの人がMicrosoft Officeと書く、あまりにも当たり前なので、書いても無駄。

12. 育英会の情報も入れる。英語名はThe Japan Scholarship Foundation

13. カバーレターも非常に重要。賞・研究内容・主要論文などを簡潔に書いたサマリーを書くこと。

14. Recommendation letterを書いてもらう時、場合によっては、自分でドラフトを書いて渡す。(書いてくれる人は大抵忙しいから)

C. その他基礎情報
1. CVセミナーがあれば参加する。結構各大学にある。

2. Publication listでEqual contributedは、順番を変えたりせずに、*をつけて”Equally contributed”で表現する。

3. CVファイル名に自分の名前を入れる。Last name first name CV.docで保存しておく。後で検索して見つけやすいため。確かに400通ものCVを見ているときに、ファイル名がただのCV.docだったら嫌になる。

4. プリントアウトしたときに全ページに名前と日付、ページ数が入るようにする。

5. 誤字は論外。

6. 趣味はかかない。Faculty Job Searchではプラスにならず、むしろマイナスになるかもしれない。例えば環境保護の観点からゴルフ嫌いな人もいる。ただし、オリンピックにでたり、メダルとったり、ボストンマラソンで優勝してれば、話は別。生年月日や、家族構成もまったく必要ない。よけいな情報はあるとむしろUnprofessionalに見える。

7. 最後に、書かれていないウリを書く。例えばIndustryの場合「プロ研の世話人」とか。

8. Harvardには自動CV作成ソフトがあるらしい。

D. 参考ウェブサイト
1.Scripps研究所のCareer Workshop SeriesのCV/Resume WorkshopのHandout

2. Harvard medical schoolのThe purple book
XV. Curriculum Vitae and Bibliography Format for all Faculty

3. Science magazine
Tips for a successful CV
How to craft a winning resume

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